引用元:鬼滅の刃 公式サイト
2025年7月18日に公開された 鬼滅の刃 『無限城編』(第一章 猗窩座再来)は、公開25日目(8月11日)時点で興行収入220億7,219万円、観客動員1,569万人を記録しました。
公開17日目に歴代興収ランキングTOP10入りを果たすと、わずか8日後には第6位に浮上し、『ONE PIECE FILM RED』(203.4億円)を抜く快挙を達成。
同期間の興収ペースは、歴代1位の前作『無限列車編』をも上回っています。
なぜ、これほど急速な伸びを見せたのか。
最新データをもとに、その理由と今後の行方を分析します。
- 『無限城編』と前作『無限列車編』の興収ペースを比較した結果
- 歴代興行収入ランキング第6位入りが持つ“背景”と“意味”
- 今後の興収シナリオと、5位以上に到達する可能性
ぜひ最後までご覧ください。
公開初日から前作超え!『無限城編』と『無限列車編』の興収比較
なぜ『無限城編』は公開初日から前作『無限列車編』を超える好スタートを切れたのか。
その背景には、3つの大きな要因があります。

1. 作品自体の話題性が圧倒的だった
2. 公開タイミングの違い
3. 入場特典の魅力と戦略
1. 作品自体の話題性が圧倒的だった
『無限列車編』は物語の中盤に位置し、煉󠄁獄杏寿郎の活躍と感動的な結末が大きな話題となりました。
これに対し『無限城編』は、物語の最終決戦に直結するクライマックス章であり、シリーズ全体の盛り上がりがピークを迎える重要な位置づけです。


- TV未放送の完全新作で、内容は劇場でしか分からない
- 最終決戦直結の重要章で期待感が高い
- 3部作の第一章という“見逃せない初回”の希少性
2. 公開タイミングの違い
『無限列車編』はコロナ禍の真っただ中に公開され、行動制限や座席制限の影響を受けました。
一方、『無限城編』は制約のない通常環境の夏休みシーズンに公開され、多くの観客が足を運びやすい時期と重なりました。

- 学生や社会人が休みを取りやすい夏休み期間に公開
- 夏休みのお出かけシーズンと重なり、家族連れから一般層まで幅広い来場を促進
3. 入場特典の魅力と戦略
『無限列車編』にも豪華な特典はありましたが、ランダム配布は一部に限られており、多くは全員同じ内容の特典でした。
それに対し、『無限城編』では、第1弾から全6種のランダム配布カードを導入し、さらに配布切り替えを短期間で行うという戦略で、初動からリピーター鑑賞を促しました。

7月18日から配布された第1弾特典(描き下ろしアートスタンド+ランダム配布カード全6種/全国500万名限定)は、短期間で配布終了。
その後、8月2日から追加で第1弾特典として第三弾キービジュアルのA5イラストボード(全国300万名限定)を投入。
さらに第2弾を公開3週目という早いタイミングで投入し、「今行かないと手に入らない」という希少価値と、コンプリート欲を刺激しました。


- ランダム性により「全種類集めたい」という収集欲を喚起
- 限定数配布で希少価値を高め、早期来場を促進
- 短期間で特典を切り替え、リピーター鑑賞を後押し
こうした特典戦略の違いが、『無限列車編』との差となり、公開初日からの動員数を大きく伸ばす要因となりました。
ここから先は、数字の推移とともに前作との興収ペースを詳しく比較していきます。
鬼滅の刃『無限城編』映画館での売り切れ続出についての記事はこちら↓↓↓
『無限列車編』との興収ペース差と推移の分析
公開から17日間の興行収入推移を比べると、『無限城編』と『無限列車編』ではペースに大きな差が見られます。特に序盤からの勢いは歴然としており、両作品の成績を並べて見ることで、その優位性がより鮮明になります。

『無限城編』は公開初日から前作『無限列車編』を上回る好スタートを切り、初日こそ興収差は約3.8億円でしたが、10日目にはその差が約21.2億円まで拡大。序盤はまさに“圧倒的なリード”といえる展開でした。
『無限城編』VS『無限列車編』興行収入比較表(公開25日間)

(興行通信社調べ)
しかし、17日目を過ぎたあたりから状況がやや変化。『無限列車編』の興行ペースが上がり、差は少しずつ縮まり始めます。
17日目には約18.4億円差、そして25日目(※無限列車編は24日目時点の数字で比較)には約15.9億円差まで接近しました。
序盤の20億円超の差と比べると縮まったものの、15億円以上の差は依然として大きく、『無限城編』が優位を保っている状況です。
興収推移を表で見ると、10日目までは急速に差が広がり、その後は縮まりながらも主導権を守り続けていることが一目で分かります。
鬼滅の刃『無限城編』上映回数についての記事はこちら↓↓↓
記録更新のスピード比較
100億円突破までの日数は、その作品がいかに「社会現象」として受け入れられたかを示す重要な指標です。『無限城編』と『無限列車編』は、どちらも日本映画史上に残るスピードで到達し、大きな話題を呼びました。以下のグラフから、その差と推移を見ていきましょう。

- 『無限城編』:公開8日目で100億円到達(日本映画史上最速)
→公開8日目:興収105億1805万円/観客動員750万5702人 - 『無限列車編』:公開10日目で100億円到達(歴代2位のスピード)
→公開10日目:興収107億5423万円/観客動員数798万3442人
『無限城編』は、公開8日目で興行収入100億円を突破。これは邦画史上でも最速クラスの記録で、初動からの勢いを裏付ける結果となりました。
一方、『無限列車編』は公開10日目で100億円に到達。当時は“日本映画史上最速”として話題になり、その後のロングラン興行につながりました。
どちらの作品もスタートダッシュが圧倒的で、公開直後から大きな盛り上がりを見せました。この勢いは、近年の邦画ではほとんど見られないレベルです。
鬼滅の刃『無限城編』史上最速100億円到達についての記事はこちら↓↓↓
歴代興収ランキング入りの流れ
映画『鬼滅の刃』の歴代興収ランキング入りは、単なる記録更新にとどまらず、その瞬間ごとに映画業界を揺るがす出来事となってきました。

『無限城編』は公開直後から加速度的に順位を上げ、一方で『無限列車編』はランクインの時点で強烈なインパクトを残しています。両作品の到達の仕方を比べると、それぞれが異なるドラマを描いていることが分かります。
ここからは、それぞれの作品がどのようにランキングを駆け上がっていったのか、その流れを振り返ります。
『無限城編』歴代興収ランキング入りの流れ
『無限城編』は公開17日目に歴代興行収入ランキングTOP10入りを果たし、23日目には200億円を突破。その勢いのまま25日目には『ONE PIECE FILM RED』(203.4億円)を抜き、暫定6位に浮上しました。
- 公開初日
公開初日から全国的に満席続出、興行収入は初週末で50億円突破。
- 公開8日目
興行収入100億円達成(日本映画史上最速)
- 公開17日目
歴代興行収入ランキング TOP10入り。
- 公開23日目
興行収入200億円突破。
- 公開25日目
『ONE PIECE FILM RED』(203.4億円)を抜き、暫定6位にランクイン。
歴代興行収入ランキング表(2025年)
※2025年8月11日時点(興行通信社調べ)
公開25日目で歴代興行収入ランキング第6位

『無限列車編』歴代興収ランキング入りの流れ
一方『無限列車編』はランクインまでに24日を要しましたが、その時点で興収204.8億円を記録し、いきなり歴代5位にジャンプアップ。
当時の邦画記録を塗り替える衝撃的なランクインとなり、その後も長期的に興収を積み上げていきました。
- 公開初日
初日から異例の観客動員、初週末で46億円突破。
- 公開10日目
興行収入100億円達成(当時は日本映画史上最速)
- 公開24日目
興行収入204.8億円で歴代5位にジャンプアップ。
- 公開59日目
興行収入302.8億円で『タイタニック』(277.7億円)を抜いて歴代2位に浮上。
- 公開101日目
興収365億円。『千と千尋の神隠し』(当時316.8億円)を抜いて歴代1位に。
歴代興行収入ランキング表(2020年)
※初めて歴代興行収入TOP10入りしたときのランキング
公開24日目で歴代興行収入ランキング第5位

『無限城編』と『無限列車編』の比較ポイント
1. ランクインまでの日数
- 無限城編:公開17日目で歴代興収ランキングTOP10入り
→ スピード感のあるランクインが特徴。
- 無限列車編:公開24日目で初ランクイン
→ やや遅めだが、初登場で歴代5位というインパクト大。
2. 順位変動のタイプ
- 無限城編:段階的に順位を上げる「追い上げ型」
→ TOP10入り後、わずか8日で6位まで上昇。
- 無限列車編:一気に上位に食い込む「ジャンプアップ型」
→ 初ランクイン時点でいきなり歴代5位入り。
ランクインまでのスピードでは『無限城編』が前作を超え、インパクトでは『無限列車編』が群を抜く――両作の強みを比較することで、改めて『鬼滅の刃』シリーズの異次元の強さが浮き彫りになりました。
歴代興行収入ランキング第6位入りの背景と意味
『無限城編』が公開からわずか17日で歴代興行収入ランキングに食い込んだことは、単なる数字上の快挙にとどまりません。
まず注目すべきは、そのランクインの「速さ」です。公開3週目という短期間でTOP10に到達した例は極めて稀であり、作品の爆発力だけでなく、公開後も勢いを落とさず観客を動員し続けていることを示しています。
(※無限列車編は24日目時点の数字で比較)

さらに、歴代6位という結果には特別な意味があります。
『千と千尋の神隠し』や『君の名は。』といった日本を代表する大ヒット作と肩を並べたことで、『鬼滅の刃』は前作だけの一時的なブームではなく、シリーズとして長く愛され続けていることが明らかになったのです。


引用元:スタジオジブリ『千と千尋の神隠し』/映画『君の名は。』公式サイト
また、前作『無限列車編』が社会現象と呼ばれるほどの大ヒットだったため、多くの人が「今回も同じような記録を残せるのか?」と注目していました。
その高い期待を上回り、第6位に入ったことは、『鬼滅の刃』が今もなお強い人気と存在感を持っていることを証明しています。
言い換えれば、この順位は単なる数字の成果ではなく、『鬼滅の刃』シリーズがジブリ作品や新海誠作品と並ぶ“国民的コンテンツ”であることを再確認させる出来事だったのです。
鬼滅の刃『無限城編』上映時間についての記事はこちら↓↓↓
今後の興収シナリオ予測と5位以上の可能性
今回の大ヒットをさらに後押ししているのが、上映フォーマットの充実です。
IMAX上映は『無限列車編』と同様に公開初日からスタートし、映像と音響の迫力で観客を惹きつけています。
さらに注目すべきは、4DX・MX4Dの展開スピードです。前作では導入まで約2か月を要しましたが、今作では公開1か月後の8月15日から先行上映、8月30日から全国で一斉展開予定。
公開序盤から多様な体験型上映を整備することで、初見ファンだけでなく「リピーターの再来場」も促しやすい状況が整っています。


今後のシナリオ予測と興収見込み
- 夏休み後半〜9月前半
特殊上映(IMAX/4DX/MX4D)効果で再加速し、動員が底堅く推移。
→ 推定 230〜255億円
(5位『君の名は。』251.7億円、4位『アナ雪』255億円が視野に) - 秋以降
平日需要やリピーターの支持を背景に、興収ペースを維持。
→ 推定 260〜280億円
(300億円到達に向けた重要局面) - 年末〜ロングラン期
特典配布や記念上映が再び話題を呼び、最終興収をさらに押し上げる可能性。
→ 推定 290〜320億円
(『千と千尋の神隠し』316.8億円に迫る、もしくは超える可能性あり)
- 夏休み中に歴代4位入り(『アナ雪』超え)の可能性
- 年末以降は歴代2位『千と千尋』超えも射程圏内
となり、最終的には前作『無限列車編』(407.5億円)にどこまで迫れるかが最大の焦点となります。

※『無限城編』は公開25日時点での興収 (興行通信社調べ)
今回の第6位入りは「ひとつの通過点」にすぎません。
『無限城編』はすでに確かな存在感を示し、次なる“ベスト5入り”という新たな挑戦のステージへと進みつつあるのです。
まとめ
鬼滅の刃 『無限城編』(第一章 猗窩座再来)は、公開からわずか17日で歴代興行収入ランキングTOP10に入り、その後わずか8日後には早くも第6位に浮上しました。前作『無限列車編』を超えるスピードで順位を伸ばしており、その存在感を鮮明にしています。

今回の記事を振り返ると、注目すべきポイントは次の通りです。
- 話題性の高さと公開時期の好条件が観客動員を強く後押し
- 入場者特典がリピーター需要を喚起し続けている
- 体験型上映(IMAX/4DX/MX4D)が上映序盤から整備され、リピーター増加に寄与する可能性を高めている
- 『無限列車編』との比較では、公開25日までの興行収入・観客動員数・100億円到達日数・ランキング入り日数の全てで『無限城編』が優位に立っている
- 歴代興収ランキング第6位入りは、単なる記録更新ではなく「次の5位突破」へ向けた新たな挑戦の始まり
総じて『無限城編』は、「記録を追いかける映画」から「記録を塗り替える映画」へと進化しています。

これから夏休み後半から秋にかけて、興行収入がどこまで伸びるのか、その動向にますます期待が高まりますね。